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2011年3月23日水曜日

大阪府議会議長が震災を「天の恵み」…事務所開きで耳疑う発言

大阪府議会議長が震災を「天の恵み」…事務所開きで耳疑う発言



大阪府議会の長田義明議長(76)が、東日本大震災で大阪湾岸部の府咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区)に壁面損傷などの被害が出たことに関連し、「(震災は)天の恵み」「起きてよかった」などと発言していたことが21日、明らかになった。長田議長は橋下徹府知事(41)が推進する同庁舎への府庁全面移転構想に反対している。

耳を疑う発言が飛び出したのは20日。長田氏は4月の府議選に自民党公認で立候補を予定しており、同市鶴見区の選挙事務所開きのあいさつで東日本大震災に触れ、「大阪にとっては天の恵みというと言葉は悪いが」「起きてよかった、という言葉も悪いが」と前置きし「知事の考えが間違っていたことが示された」と発言。橋下知事の防災意識を非難した。

公式ホームページで「あんしん・安全 まちづくり」とのスローガンを掲げている長田氏。この日、同区の個人事務所でスポーツ報知の取材に応じ、「それぞれ語尾に『言葉は悪いが』と断っています」と釈明しつつ、「言葉を探しながら話したつもりでしたが、言葉の選び方がまずかった。被災者の方々におわびしたい」と謝罪した。

さらに、長田氏は「事務所開きの前にも黙とうし、亡くなられた方を悼んでおり、悪意などありません」と弁解。すでに被災地に義援金を送っているといい、「選挙事務所にも募金箱を置くつもり。支援者の方が経営するアパートには空室があるので、一定期間、被災者の方に提供する話を進めています」と支援についても言及した。

ただ、府議選では、橋下知事が代表を務める「大阪維新の会」と対立することになり、選挙に影響を及ぼすのは確実。長田氏は「しかるべきところに謝罪し、しっかりと戦うつもりです」と神妙な表情だった。

◆長田義明(ながた・よしあき)1934年11月19日、大阪市鶴見区生まれ。76歳。関大法学部卒業後、日立造船に入社。83年から大阪市議会議員に。87年から同府議会議員になり、当選6回。昨年5月から同議長を務める。自民党大阪府議会議員団では94年5月~95年に副政調会長、96~97年に副幹事長。父は元大阪市議会議員で同議長も務めた長田義一氏。


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