柴咲コウ、キアヌ・リーヴス主演「忠臣蔵」リメイク『47RONIN』でハリウッドデビュー!オードリー・ヘプバーンの輝きと絶賛!
キアヌ・リーヴス主演で「忠臣蔵」をハリウッド・リメイクする映画『47RONIN』の製作発表が現地時間の1月28日にロンドンで行われ、柴咲コウが本作でハリウッドデビューすることが明らかになった。ほかの出演者には真田広之、浅野忠信、菊地凛子と海外映画への出演経験の豊富な日本人が名を連ねている。公開は2012年冬で製作はユニバーサル・ピクチャーズ、日本での配給は東宝東和。
柴咲が演じるのは、キアヌ・リーヴス演じる日英混血のオリジナルキャラクター・カイと恋仲になる浅野内匠頭の娘ミカ。本作でハリウッドデビューを果たす柴咲は、「リハーサルはすでに始まっていますが、監督はわたしの感情を引き出してくれるのでとても信頼できます。正直に、しっかりと役を演じていければと思います」と英語でコメントを発表。オーディションではカール・リンシュ監督から「オードリー・ヘプバーンのようなスターの輝きを持っている」と早くも絶賛されており、寄せられる期待は大きそうだ。
本作が長編映画第1作となるリンシュ監督が、本作について「愛と憎しみ、そして報復は世界中の人々が共感できる。日本では誰もが知っている物語だからこそ、西洋から見た視点で新しいものが引き出せるはずだ。本作は『忠臣蔵』をモチーフにした、オリジナルストーリーだよ」と謎に包まれていたストーリーについて言及すれば、リーダー的存在である大石内蔵助を演じる真田も「日本人なら誰もが知っている物語が、ハリウッド超大作としてどのように世界の人々に届くのか気になります。歴史に名を刻むような作品になるのではないかと思っています」と本作への期待を明らかに。オスカーにノミネートされたことがある菊地も「今まで演じたことがないような役なので、とても楽しみです」と本作がこれまでとはまったく違う、新しい「忠臣蔵」になることをうかがわせた。
そして、出演した大作映画『マイティ・ソー』もまもなく公開される浅野は、「僕は浅野ですが、今回は浅野家の敵である吉良上野介を演じます。浅野家の先祖がやれといったような気がします(笑)」とジョークを交えながら、「子どものころに楽しんだ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と同じ、ユニバーサルの映画に出られて本当にうれしい。自分の子どもたちにも僕が感じたようなワクワクを感じてほしいです」とコメントした。
主演のキアヌも「この作品で主演を務めることができて、非常に光栄です。日本人キャストとの共演も楽しみにしています」と日本を舞台にした本作に対してやる気は十分の様子。総製作費約160億円(2億ドル)ともいわれる本作は今月にクランクインした後、ハンガリー、ロンドン、日本で撮影を行うことも発表されており、日本人のみならず世界中の人を興奮させることは間違いなさそうだ。年末の風物詩として親しまれている「忠臣蔵」に合わせたのか、本作の公開も2012年の冬を予定している。(1ドル=80円計算)
映画『47RONIN』は2012年冬、世界公開