ジャニーズ特集

2011年3月22日火曜日

エガちゃんが被災地に支援物資を届けた!? 被災者支援と芸能人の関係 (メンズサイゾー)

エガちゃんが被災地に支援物資を届けた!? 被災者支援と芸能人の関係 (メンズサイゾー)



大川興業所属のお笑いタレントで、数々のバラエティーで"伝説"を作ってきた男・江頭2:50(45)が自らトラックを運転して東日本大震災の被災地・福島県いわき市の避難所に支援物資を届けたとの目撃情報が、mixiやTwitterを中心に広がった。福島第一原発の事故の風評被害により、同市への物資の運搬を拒否するドライバーが多くなっていると言われるだけに、本当であれば被災者を救う勇気ある行動だ。

だが、情報元がmixiの書き込みのみだったため、「デマじゃないのか?」「(郡山市に物資を届けた)江頭そっくりのプロレスラー・大谷晋二郎と間違えたのでは」「でも、エガちゃんならやりそう」「目撃者が多数いる」などと情報が錯綜し、真偽が定かでない状態が続いていた。

ネット上に書き込まれた目撃情報は以下のようなものだった。

・風評被害で物資が届かないいわき市。そこに本日トラックが到着!!! なんと運転手は江頭2:50だったらしく、友達のお母さん大喜び!

真相が分からないまま、これも江頭伝説の一つになっていくかと思われたが、21日にタレントの北野誠(52)が大川興業の大川豊総裁(49)と連絡を取り、トラックで物資を運んだ人物が江頭本人であることを確認したとTwitterでつぶやいた。以下がその書き込みだ。

・江頭は真面目に頑張ってました。今日確認済みです。いわき市に入りましたけど...本人は純粋にボランティアで行きました。拡散しないで下さい。江頭最高!140文字の限界です。

・大川総裁いわく、常にこんな事を新潟大震災から備えていたそうです。但し大川興業としては売名行為ではなくて、市井の人間として参加したかったそうですm(__)m...しかも江頭とはばれたみたいやけど...PCしないみたいなんで、よく分からなかったみたいです。総裁に代わりまして...多謝です。

・江頭は純粋にボランティアしに行きました。ただそれだけ!本当に売名行為でもなく、普通にやりました。テレビとか一切関係ありません。これを見られた皆様も普通に!拡散しないでね!

江頭は芸能人としてではなく、純粋に一個人としてボランティアに行ったらしく、北野は情報を拡散してほしくないと訴えているが、未曾有の大地震の被害報道で暗くなりがちな日本を明るくするこの美談は、Twitterを中心に現在も爆発的に拡散している。また、22日付の東京スポーツもネット上で江頭が話題となっていると記事にしており、同紙が事務所関係者に確認したところ、江頭が福島県いわき市に支援物資を運んだのは確かだという返答を得たようだ。

一方、セレブタレントのマリエ(23)はTwitterに、芸能人なら寄付やボランティアをするのが当たり前という風潮に疑問を呈するツイートを書き込み、炎上騒ぎとなった。現在は削除されているが、以下がその書き込みだ。

・くだらね、世の中チャリティ産業かょ!?
・リアルにおもうのは、芸能人がどんなにおかねをつぎこむよりも、そのどんな金額よりも、実際にそこへいって、一人でもおおくのひとと写メをとってあげてがんばろうねっていってあげるほうが、何倍も価値がある
・こっちはいきたくったっていけなんだよ。 金だけだせばいいとおもいやがって
・いまや募金してない芸能人の方が避難(※原文ママ)されるしまつ
・こっちはいろんなところから募金です金くださいってれんらくがたえなくってこまってんだよ!

5億円の寄付を発表したAKBグループ(AKB48、SKE48、NMB48、SDN48、株式会社AKS、株式会社秋元康事務所)をはじめ、コメントなしで2億円を寄付した久米宏(66)、3,500万円を寄付した浜崎あゆみ(32)など、芸能人が多額の寄付を次々と発表しており、他のタレントには想像以上のプレッシャーが掛かっているのだろう。だが、それぞれに事情があるのだから、ボランティアや寄付は芸能人だからといって強制するべきものではない。「一緒に写メを撮ってあげた方が喜ぶ」といったマリエの物言いは傲慢ではあるが、寄付金を出さずとも現地に行って励ましてあげるだけで被災者を元気付けられるのは、芸能人の特権ともいえる。寄付や物資支援に限らず、それぞれの方法で支援をすればいいというのは、一概に間違った意見とはいえないのかもしれない。

芸能人のボランティア活動や多額の寄付金は、間違いなく賞賛すべき行動であるが、被災者が大変なのは今だけではない。これから長く続くであろう復興への道を支えるためには、支援者が無理をしすぎずに支援を長続きさせることが重要になってくる。未曾有の大地震によって、芸能界のチャリティーやボランティアに対する意識も変わっていくのかもしれない。